2011年11月4日掲載
村上春樹の超ベストセラー「1Q84」が、ついに英語になった!
日本ではBook 1 – 3 の3巻合計発行部数が300万部を軽く越え、続編の発行予定が発表されるごとに書店への注文が殺到するなどここ数年、出版界の話題を総ざらいにしてきた『1Q84』。
世界中が注目していた、この超話題の本の英語版、イギリスでは10月18日、アメリカでは同25日、そしてこの1日、オーストラリアでもついに発売開始になった。
コリンズ通りのDYMOCKSでのディスプレイ。見よ、この平積み…ならぬ縦積み!
オーストラリア版ではBook1から3の全3巻を、一気に1冊に収録。
925ページという驚異的な分厚さ
村上春樹は、オーストラリアを含め、アメリカ、イギリスなどの欧米諸国、韓国を含めたアジア各国など海外でも非常に人気が高く、
これまでも『ねじまき鳥クロニクル(英題:The Wind-up Bird Chronicle)』、『ノルウェイの森(Norwegian Wood)』ほか代表作はほぼすべて英訳出版されてきた。
オーストラリアでも「日本の作家、誰を知っている?』と聞くと、「『ムラカミ』と『ミシマ』」という答えが返ってきた経験がある人は、結構いるのでは?
それほど「ムラカミ」はジャパニーズ・カルチャーの代表選手としてすっかり定着しているのだ。
先月18日に発売スタートしたロンドンでは、発売日に書店の開店前から並んで待つ熱心なファンがいたり、ニューヨークでは一刻も早く手に入れたいファンのため未明から臨時営業する書店があるなど、その人気ぶりが日本の各紙でも報道。
オーストラリアではそれほどの熱気はないものの、今日(4日)DYMOCKSの店員に聞くと、
「新刊にしては驚異的な販売数。1日に発売開始、3日間で80冊以上売れている」
とのこと。
新刊の売上ランキングを見ると、すでに3位だ。
ちなみに1位は、スティーブ・ジョブズ氏の自伝本。
これからまだまだ売上記録を更新していくに違いない世界の『ムラカミ』の超大作。
ここ数年下降の一途をたどるメルボルン&オーストラリアの書店業界に、一石を投じる一冊となるかも!?
『1Q84』by Haruki Murakami, Random House
希望小売価格:39.95ドル(単行本、Ebookともに)
「Book 1-3」3巻分を収録。全925ページ
★ちょっといい情報★
『1Q84』英語版を出版したRandom Houseでは、
抽選で1名に村上春樹のサイン入り特別エディションをプレゼントするキャンペーンを実施中!
詳しくはコチラで↓どうぞ。(英語サイトです)
締切りは11月末日。
WIN a Deluxe Signed Limited Edition 3 volume set of Murakami's 1Q84